近頃、あちこちでマスクを見かけるようになってきたが、値段が安くなってきたとはいえ以前ほどではない。
ところが、近所のスーパーで、マスクが段ボール箱にいっぱい入れて「お買い得マスク50枚990円」と銘打って売られていた。医療用ではないが、1枚20円とかなり安い。


箱もなくPPフィルムの袋に入れただけもの。簡易包装と言えばそれまでではあるが、フィルムの透明袋越し見えるマスクはごくごく普通の不織布マスクのように見えた。帰ってから、1枚とって念の為にアルコールを吹きかけてマスクをかけてみたが、サイズは普通サイズらしいがブカブカで女性には大きすぎる。


ただ表面の不織布に布目のエンボスが入っていて手触りが違う。


マスクの折り目が2つしかない。3層になっているがやや薄く感じる。


裏を見ると、無織布70%・溶噴布30%と書かれているように思う。


これを日本語にすると「不織布2層・メルトブロー生地1層」となるらしいが、「メルトブロー」というのは不織布の作り方の1種の名前であるから表示が変である。販売元が珈琲貿易の会社である。余程、電話してみようかとも思ったがきっと珈琲屋さんではわからないだろうと思ってやめた。


中華通販の商品にはこのような赤い星マークが付いているものをよく見かける。


息子にきくと、ただ検品したという意味らしい特に何もないマークで、中国の国家検印ではないということ。要するに、らしいハンコマークということなのか。昔、「太鼓判」というハンコが流行ったがあのようなものか。

兎に角、粗悪な作りの訳のわからないマスクである。使用する気にはならないが、捨てる気にもならない代物。とてもじゃないけれど、お買い得とは思えない。少し落ち込んだ。