「スマ坊」という聞き慣れない言葉だったので、息子に訊いてみたところ「なにそれ?」と聞き返された。
しかたなくNETで検索してみる。


次のサイトに「スマ坊」さんという言葉が出ていた。元祖だということである。

トータル葬送サービスプラットフォーム 涙そうそう


「スマ坊さん」はコロナ葬儀で三密回避・クラスター防止のために考えられた非接触型僧侶のことで、スマートフォンから僧侶の読経が流れる。おそらくライブなのであろう。

動画版と静止画版がありそれぞれ値段が違う。

新型コロナ感染の犠牲者の葬儀に行って感染したした人があり、葬儀にや法要などで簡略化したい人が増えた。又、一方で、葬儀における消毒などの経費は政府が認めてくれないので葬儀屋さん自身が持たざるを得ない現状がある。葬儀も家族だけで行い、NET中継したり、録画配信したりプランが多くなっているという。僧侶自身も人と接する機会が多いので、直接会わないようにスマートフォンで読経する。

「スマ坊」と同じように使われるのが『スマ僧侶』という言葉である。

「『スマ僧侶』では、感染拡大により懸念されている「医療崩壊」「葬儀崩壊」を防止しつつ、故人へ心のこもった供養ができるように、電話・ZOOM・LINE・SKYPEによる法事・法要での僧侶の読経を行っております。」ということである。

スマ僧侶の葬儀での読経の流れ
①電話またはメールでご相談
②読経の日時の決定
③スマ僧侶にて僧侶の手配
④通信方法の決定(電話・LINE・ZOOM・SKYPEのいずれか)
⑤通信確認
⑥事前にクレジットカード決済またはお振込み
⑦法事・法要の時間に僧侶からご連絡(事前に決定した電話・LINE・ZOOM・SKYPEのいずれか)
※注意事項
・電話・LINE・ZOOM・SKYPEのいずれかとなり、電話の場合は音声のみとなる。
・支払いは事前にクレジットカードもしくは葬儀社の指定する銀行口座への振込みとなる。


10年ほど前に、ワタシは「NET葬」が行われる時代が来ると周りの人たちに主張してバカにされたり、賛同されたりしたことがあル。その時、色んなトップページを作ったのが今もワタシのPCには保存されている。ただ、その時には、パンデミックによるNET葬の必要性は考えても見なかった。
それでも人の死は日を問わないので暑かろうと寒かろうと斟酌してくれない。お葬式に無理をして参列した高齢者が亡くなったり病で倒れた例をよく耳にする。近頃、葬儀は身内だけで執り行い、後日、都合の良い日にお別れ会をするというのが最近多くなってきている。更に発展させて、身内は通夜だけにして、葬儀はNET葬に変えればいいのではないかと思ったのである。本人の望む形で予約できるので良いのではないか。


上にあるような画像の中央に遺影を置くようにしてある。このような画像が数え切れないぐらい作ってしまった。

もし、ワタシがコロナ感染でなくなったら、遺族にはぜひNET葬にしてほしいと頼んである。トップ画像だけは選り取り見取りである。遺影もフォトショップで加工しまくった見目麗しいものを用意してある。