久しぶりに行った業務スーパーで見つけた「菊川・アルコール66」、手指消毒用とある。900ミリリットルで457円【税抜】とは、いくら消毒用だとは言え安いではないか。もちろん即買いである。


飲用不可と書かれているということは、エタノール以外になにか飲んではいけない成分が含まれているのか。66%の高濃度エタノールは、酒類としては超高濃度であるが、消毒用アルコールとしてはちょっと低濃度である。しかし、ウイルスを死滅させる濃度としてはOKである。アルコールの蒸発により濃度が低くなるのを懸念するのなら、無水アルコールを加えれば良い。


医薬品としてのアルコールとしては濃度がちょっと低いが手指の消毒用としては使えるということである。レシートを見ると、457円に1割を加えた税込み502円となっているので食品扱いではない。

しかし、原材料名を見てみると、エタノール以外にメタノールとかプロパノールを加えているようでもない。

菊川という酒造メーカーは「鬼殺し」という清酒を業務スーパーから出しているはず。調べてみると、

「業務スーパーの経営元である神戸物産が2014年にM&Aによって菊川の酒造部門を事業継承し、業務スーパーのPB商品として製造販売している。」ということである。


原料用アルコールとは一体何かと調べてみると、「原料用アルコールとは、醸造アルコールと同じエタノールで、醸造用アルコールとも呼ばれるもので、主に日本酒(清酒)などの増量、品質調整、アルコール度数の調整などに用いられる。」ということである。

ということはこの「アルコール66」は、飲めるということなのだ。お酒の成分表示にアルコールと書かれているのがこれなのかと納得。


飲用不可ではないのに飲用不可と書かれている意味がわからない。900CCでアルコール濃度66%なら、3倍の水を加えると、約2700CC・アルコール濃度22%のお酒ができる計算になる。いくら安いとは言え、2700CCのお酒が457円というのは聞いたことがない。きっと味はまずいのだろう。これは密造酒という犯罪なのかもしれない。Wikipediaによると「密造酒(みつぞうしゅ)とは、政府等の公的機関の許可を得ないで製造されたアルコール飲料の総称である。」とある。

それよりもばかな人が注意書きも良くも見ないで、この「アルコール66」を一気飲みすれば、急性アルコル中毒で死ぬかもしれない。だから飲用不可と書いてあるのか。

まあ飲まなければよいのである。消毒用だけに使っても激安アルコールであることには違いない。


66%のアルコールとは一体どんなのかと思って飲まないでちょこっと指で舐めてみた。・・・・

絶対やめるべきである!!

アルコールの触れたところがしびれて歯医者の麻酔注射をしたようになってしまった。こんなものを飲んだら喉の粘膜がやられてコロナウイルスに即感染してしまう。注意書きは絶対に守らないととんでもないことになる。「アルコール66」は「鬼殺し」どころではなく「人殺し」である。飲用絶対不可!!

【追伸】