「GO TO CORONA?」で2週間後はどうなるのか。
2020年4月7日、政府は「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を実行するため、16兆8057億円の補正予算案を閣議決定。この内、1兆6794億円が旅行・飲食・イベントなどの需要喚起事業としての「Go Toキャンペーン」に充てられるという。
どんどんコロナ感染者が増えている現在、政府は7月23日から「GO TO キャンペーン」を実施した。
東京の感染者数が過去最大の366人を記録した。24日には、安倍首相はわざわざ「非常事態宣言を出す状況ではない」と明言。日本語の意味がよくわからない。
あちこちの観光地では雨にも関わらず少しずつ賑わいを取り戻し始めた。
尾身会長は、「旅行自体では感染しない。」と政府に方針に忖度する発言。
3密を避けて、マスクと手洗いの徹底を呼びかける政府と地方自治体。旅行に行けば食事は外食になるのは必然。目的地まで公共交通を使い、トイレも共用トイレであろう。その上マスクも最近ではやたらとおしゃれなスッカスカ布マスクが目立つ。
2メートルの距離を確保できる飲食店や公共交通やイベント会場があるのか。
連休3日目の25日には休日にも関わらず感染者数は295人との発表がある。小池都知事は外出を控えてほしいと繰り返すばかり。都内の病床は満杯になっている。・・・それでも、「GO TOキャンペーン」を推進する政府。責任は自己責任らしい。
「GO TOキャンペーン」を整理すると、
・国土交通省(官公庁)ー「Go To トラベル」(観光キャンペーン)
・農林水産省ー「Go Toイート」(飲食キャンペーン)
・経済産業省ー「Go Toイベント」(エンターテイメントキャンペーン)
・商店街振興ー「Go To商店街」(地域振興キャンペーン)
これらを見ていると、「GO TOキャンペーン」は、「GO TO CORONA」ではないのか。わざわざキャンペーンまでする必要があるのか。
新型コロナは、空気感染するし、未だに治療薬もワクチンもない。
感染者の集計は未だにFAXというお粗末さ。リモートワークもできない政府。日本は世界の笑いもの。
・・・怖くて悲しいガラパコス日本の現状。