メガネの曇りをなくすためにはマスクにスポンジを張り付ける。
マスクをかけたときにメガネが曇るのはマスクから漏れる呼気である。呼気のほとんどは鼻から出てくる息である。マスクの下の部分は意外にぴったり顔にフィットしているが、鼻の上の部分は隙間が多い。その隙間から暖かい呼気が上昇して冷たい眼鏡のレンズにあたり曇るのである。
そこで鼻からの呼気を下に逃がすため、マスクのあごの部分にナイロンたわしのふわふわのスポンジ部分を当てて外出してみたところ、寒い日だったにもかかわらずメガネは曇らなかった。しかしスポンジがずれたり落ちそうになって困ったので、改良することにした。
用意するものは100均のスポンジと両面テープ。
このスポンジは固い部分がない。キッチンスポンジが3個入って100円である。使い捨てにするのにちょうどよい。
一面が多孔質でもう一面がふわふわのスポンジである。多孔質のほうはゴワゴワしていて皮膚にあたると少し痛いので、顔面に触れるのはふわふわの方を選んだほうが良い。
形は正方形でもいいが、三角形の方が鼻息を下へ逃がしやすい。
スポンジは両面テープが付きにくいのでよく張り付けておくこと。
マスクの中央部分にスポンジを両面テープでしっかり張り付ける。
知り合いにスポンジを張り付けたマスクを装着してもらう。顎の下の空間ができる。
前から見るとこんな風である。コートを着ていると自分の呼気をコートの中に吹き入れることになる。この方法が意外なほどメガネが曇らないので重宝している。三角形のスポンジは使い捨てにして一時にたくさん作っておくと便利である。