山芋で手が痒くなっても口の中は痒くならない理由と、もう一つの謎。
山芋は大好きだけれど、手が痒くなるので料理する私としては厄介な食材である。
なぜか今までNET検索しないまま今日まで来てしまったので、慌てて検索する。
手がかゆくなる原因は、山芋に含まれシュウ酸カルシウムのせいだという。このシュウ酸カルシウムは針状結晶で、とがっていて肌を刺してチクチクカイカイの原因になるということである。要するにこのシュウ酸カルシウムの弱点が分かれば対策はできる。
【痒みの対策】
・熱に弱いので、お湯につける。
・酸性では分解するので、酢水につける。
・表皮の5ミリ以内に集中しているので、厚めに皮を剥く。
・手にさえ付かなければいいので、皮を剥かないで料理する
・水に溶けるので、流水のまま皮を剥く。
・一番いいのは、ゴム手袋をつかう。
手の痒みを防ぐ事はわかったが、手はかゆくなるが食べても口の中は痒くならないのはなぜか。
調べてみると、シュウ酸カルシウムの結晶は、アルカリ性(PH7以上)で安定しているが中性から酸性では溶けてしまう。口の中は、唾液のはたらきでpHは6.8~7.0の中性に保たれているので結晶は溶けてしまうのである。特にものを食べると口腔内は酸性に傾くのでシュウ酸カルシウムは結晶のままではいられないので痒くならない。食べて何ともないのならアレルギーではないので安心してかまわないということである。
ここまではいいとしても、謎はまだ残る。なぜ、山芋に触れても痒くなる人とならない人がいるのか。山芋は人によるのか。アレルギーでもないとしたらおかしいではないか。NET中探しまわってもどこにも回答はない。
それからはこの疑問が頭から離れない。いろいろ考え続けた結果、私なりの結論。要するに、シュウ酸カルシウムの針状結晶のとんがりが肌に刺さらないぐらい分厚くってごつい手の皮をしているということである。私のような柔肌の人間の手は繊細で皮膚も薄いのである。それ故山芋をむくと痒いのである。・・・正解かな?