近頃、唐辛子味の効いたおかきが好物になってしまった。スーパーに行くとそれらしきものをすぐに探してしまう。


見つけたのが、ブルボンの「辛烈のチーズおかき・辛口とうがらし味」のおかきである。すぐさまかごに入れる。


ブルボンの普通のチーズおかきは以前に食べたことがあったが、唐辛子味のチーズおかきは食べたことがない。
袋の裏に書かれている説明によると、おかきの上にある細かく赤い斑点のようなものが唐辛子らしい。


結構たくさん入っている。


食べてみるとまあまあ辛いが、一体どういうわけかたまにものすごく辛いのがある。きっとこういうのを「辛烈(しんれつ)」というのか。この「辛烈(しんれつ)」ということばをブルボンのおかきで初めて知った。

この「辛烈(しんれつ)」という言葉を何気なくNETで調べたら、驚くべきことが書かれていた。

【辛烈】と【辛辣】の意味の違いと使い方の例文 | 例文買取センターによると、
『辛烈とは、辛辣の間違った使われ方です。

辛烈という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。漢字の成り立ちや読み方が似ているため、「辛辣」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けてください。

しかし、辛い食べ物の名前に付けられることがあります。代表的なのは、ブルボンから発売されている辛烈チーズおかきやサンヨー食品から発売されている辛烈担々麺などがあります。どちらも激辛をコンセプトにしている商品です。』
と書かれている。広辞苑も同じ扱いである。

なぜブルボンやサンヨー食品はわざわざこの「辛烈(しんれつ)」という言葉と使ったのだろうか。それとも、何か意図があるのか。例えば、「辛烈(しんれつ)」という言葉のネーミングの特許を取るというようなことである。何かいいことがなければわざわざこんな言葉を使うのは不自然である。ブルボンに電話するべきか。おかきを食べながら迷ってしまう私。