ラニーニャ現象で関西では11月10日はものすごく寒かった。冬みたい。
11月9日から、九州など西日本を中心に強い寒気が流れ込む見込みで、9日から流れ込む寒気の影響は、5日間程度続く見込みだという予想は当たり、西日本では、急に冬の寒さになった。西日本では、山で雪が降ることもあるそうだ。ただ、北海道や東北付近では、11月中旬までは寒気の影響を受けにくく、高温傾向が予想されるとのこと。10日は大阪の方が東京より気温が下がり、最高気温が14度だった。
太平洋の熱帯域で、東部で冷たい水の湧き上がりが平常時より強く、海面水温が平常時より低くなるこの現象は、ラニーニャ現象の発生によるものと考えられている。
「ラニーニャ現象」は、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられている。
気象庁は10日、「ラニーニャ現象が発生しているとみられる」と発表した。気象庁によると、この海域の10月の海面水温は24.3度と基準より0.7度低く、今後も海面水温の低い状態が続くとみられるということである。
11月下旬から12月初めにかけて、対流活動が活発な領域が、東へ移り、インドネシア付近になる見込み。このため、全国的に寒気が流れ込みやすくなり、冬の寒さになる見込みである。特に、九州など西日本では、寒気の影響を受けやすく、12月に入る頃としては、寒さが厳しくなる予想である。
1月は、再びインド洋で対流活動が活発になる予想で、西日本を中心に寒気が流れ込みやすい状態が続く見込みである。そのため、西日本では厳しい寒さになるという。関東から北海道では、冬らしい寒さであるものの、極端に寒くなることはない見込み。
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風(地球に自転によっておこる気流)の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがある。
冬にラニーニャ現象が起きると、日本の上空では偏西風が平年より南に蛇行して寒気が流れ込みやすく、気温が東日本や西日本などで平年より低くなる傾向にある
気象庁異常気象情報センターの竹川元章所長は、「西日本を中心に気温が低くなり、降雪量も多くなる傾向が予想されている。北日本や東日本も含めて一時的に大雪になる可能性もある。」と語った。
まあ、とにかく今年から来年にかけての冬は寒いということであるから、品不足になる前に必要なものは備蓄しておいた方が良いらしいが、一体何を買っておけばいいのか。ホッカイロか、灯油か、厚手のソックス?
それにしても二酸化炭素による温暖化は一体どうなったのか。温暖化との関係を調べてみなくては。