調査捕鯨副産物「鯨すじ」(イワシ鯨とミンク鯨)を食べながらお勉強。
調査捕鯨副産物って何なのか、日本鯨類研究所のホームページを見てみた。
国際捕鯨取締条約8条によると、研究のために捕獲した鯨は実行可能な限り加工しなければならない。昔、欧米の捕鯨は脂を撮って他は海に捨てていたからである。日本は昔から可能な限り有効利用をしてきたのである。
しかし、日本の食文化は世界に認められず、研究目的という限定された中でのみ捕鯨をするべきだと責められている。
日本の捕鯨の現状については、
「クジラ類の中には十分な資源量(しげんりょう)が確認(かくにん)されているものがあるにもかかわらず、保護(ほご)のみを重視(じゅうし)する国々との歩み寄りが困難(こんなん)になったことから、2019年7月から、我が国の領海(りょうかい)および排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)に限定(げんてい)し、ミンククジラ52頭、ニタリクジラ150頭、イワシクジラ25頭の捕獲枠(ほかくわく)を設定(せってい)して、商業捕鯨を再開(さいかい)しました。」と農水省のホームページには書かれている。
調査捕鯨の福産物として、色んな加工品ができている。私の買ってきた「鯨すじ」もこの調査捕鯨福産物である。
副産物の販売収入は次回の調査費用として使われる。
鯨大好きな私はよく鯨を買う。しかし、鯨のすじなんてものは食べたことがない。
「鯨すじ」に使われている鯨は、ミンククジラとイワシ鯨である。
イワシ鯨は中ぐらいで、ミンククジラは小さい鯨である。
カロリーは100グラム当たり76キロカロリーと低い。
製造者の名前が、「蟹屋」と変わった名前の会社で、フグ、鯨、明太子などの海産物を取り扱っている。
フグのすじは、醤油味がついているので、小松菜と人参の千切りを入れてあえる。
薄味になったので、少し醤油を加えた。鯨すじは、そのままでも結構おいしい。
その晩のおかずは鯨すじのあえもので、結構好評だった。