以前テレビで、昆虫を食用にするテーマで取材されていた。今後人口が増えて効率的なたんぱく質確保に昆虫は最適であるということで、かつCO2削減にも貢献するスーパーフードというわけである。

ダイソウのレジ横で売られていた「コオロギせんべい」を見て、好奇心から試食する気で1袋買って帰った。


クリケットクラッカーってせんべいのことかな。調べてみると、クリケットとはコオロギのことだった。要するにクリケットクラッカーとは、コオロギせんべいという意味だと分かった。


内容量はたった36グラム。たんぱく質の全重量0.9グラムをコオロギだとして計算すると、コオロギ100グラム当たり65%のたんぱく質を含んでいるので、0.9÷0.65で1.38グラムのコオロギということになる。コオロギ1匹が何グラムか分からないが、少なくとも1匹以下の様である。


このせんべいは36グラムで100円であるがNETで調べてみると、25グラム250円とか60グラム1000円というコオロギせんべいがあるが、1袋60グラムのコオロギせんべいの場合、たんぱく質の量は2,6グラムである。これを36グラムに換算すると、たんぱく質量は、1.56グラムになる。他のコオロギせんべいについてはたんぱく量は明記していないので比較することはできないが、コオロギはいくらたんぱく質量やミネラルが豊富だとしても、このように微々たる量では、何の効用もないのではないか。


コオロギパウダーの味は、香ばしいエビやカニの味だと書かれているが、100均のコオロギせんべいはそれらしい味が全くしない。


拡大してみると、黒い粒つぶがそのコオロギパウダーらしい。

やはり試食するとなると、コオロギパウダーを小さじ1杯ぐらい食べなければ話にならない。

ただ値段的に考えると、ダイソーのコオロギせんべいはお買い得である。しかし、コオロギの味もしなければ栄養的効果も期待することはできないが。