ドン・キホーテで息子が買ってきた台湾産の缶入りドリンクを、そのまま置いていたのを、お風呂上りに飲むことにした。


「黒松沙士」で検索してみると、台湾の黒松公司という会社が1950年に作り始めたことが分かった。その会社のサイトでは、黒松沙士をブラックパインサルサと英語で書かれている。


100グラム当たり43キロカロリーだから、1缶330グラムでは142キロカロリーである。原材料名を見ると、砂糖、炭酸水、カラメル色素、クエン酸、香料と書かれている。
台湾の大手飲料メーカー黒松公司が1950年製造発売した黒松沙士は、サルサパリラ” というサルトリイバラ科の植物の根から抽出されたエキスをベースにした炭酸飲料である。

黒松というのは香料として入れられているらしい。


グラスに注ぐと何となくコカ・コーラに似た感じである。実際、黒松沙士は台湾のコカ・コーラという扱いである。


沙士というのは、炭酸飲料のことである。飲んでみると、コカ・コーラにやや似ているが、似て非なるものである。飲みなれないこともあってかなりまずく感じるが、息子は美味しいという。一番似ている味は、昔、子供のころお医者さんでもらった瓶入りの風邪薬とルートビアを足して2で割ったような味である。


缶を見ていて面白いのは、単位表示で、グラムは「克」、キロカロリー「大卡」、ミリリットルは「毫升」と漢字で書かれていることである。日本では、g、㎉、mlとアルファベット表示かカタカナ表示である。

日本では衣へんに上下「裃」は、かみしも(江戸時代の武士の礼装・正装)のこと。中国語では、上と下をくっつけて、「卡」はカロリーのこと。いくら考えても共通項は見つからないが、衣へんに卡は、服のサイズの意味というのはいかがかな。