今や、ウクライナは、平和と反戦の象徴である。一方、ロシアは侵略戦争とジェノサイドの代表国である。
ロシアの攻撃はいつまで続くのか。戦場となって、見る面影もなくなっていくウクライナの国土を見て杜甫の詩を思い出した。

■ 春望<杜 甫>
(しゅんぼう<と ほ>)
國破れて 山河在り
(くにやぶれて さんがあり)
城春にして 草木深し
(しろはるにして そうもくふかし)
時に感じて 花にも涙を濺ぎ
(ときにかんじて はなにもなみだをそそぎ)
別れを恨んで 鳥にも心を驚かす
(わかれをうらんで とりにもこころをおどろかす)
峰火 三月に連なり
(ほうか さんげつにつらなり)
家書 萬金に抵る
(かしょ ばんきんにあたる)
白頭掻いて 更に短かし
(はくとうかいて さらにみじかし)
渾べて簪に 勝えざらんと欲す
(すべてしんに たえざらんとほっす)

■【意味】
戦乱によって都長安は破壊しつくされたが、大自然の山や河は依然として変わらず、町は春を迎えて、草木が生い茂っている。時世のありさまに悲しみを感じて、(平和な時は楽しむべき)花を見ても涙を流し、家族との別れをつらく思っては、(心をなぐさめてくれる)鳥の鳴き声を聞いてさえ、はっとして心が傷むのである。
うちつづく戦いののろしは三か月の長きにわたり、家族からの音信もとだえ、たまに来る便りは万金にも相当するほどに貴重なものに思われる。心労のため白髪になった頭を掻けば一層薄くなり、まったく冠を止める簪(かんざし)もさすことができないほどである。

ウクライナの避難民の人達は自国へ帰っても家がないのではないか。私たちの出来ることは、しれているだろうが、塵も積もればで、お菓子なんかは思いついたらウクライナのものを買うようにしたい。

今のところ、源氏パイに似たお菓子とこのクラッカーだけである。


業務スーパーで見つけた「海の仲間たちクラッカー」。160グラムも入って税抜き97円の安さ。150円ぐらいにして50円寄付ということにはならないのかな、業務スーパーさん。


袋から出してみたが、この形は一体何なのかよく分からない。


1種類づつ並べてよく見てみる。左上から、ヤシの木、太陽、ヨット、波、カモメ、亀、魚、次は不明、蟹かな、旗かな、錨かな、最後は浮き輪。なかなかむつかしい。

食べてみると何となくどこかで食べたような味である。「当たり前だのクラッカー」に似た味であると気づく。

動物シリーズもあるようだから探してみたい。