最近スーパーフードとして脚光を浴びてきた桑の実は、ビタミンやミネラルなどが豊富で、特に、糖値の上昇を抑制する「DNJ(デキオシノジリマイシン)」という物質を含んでいるので注目されている。桑に含まれる有効成分のDNJの働きは、糖を分解するα-グルコシダーゼという酵素を阻害することで、糖の分解を抑制し糖の吸収を抑える。この成分は過熱すると分解してしまうことには注意が必要である。

桑の実には甘酸っぱく、熟しきっていない赤みの強いものほど酸味が強い。黒みが強くなると、甘みも強くなる。
桑の木の栽培は、害虫の被害を受けにくく、病気も少ないので、育てやすい。
ジャム、ジュース、シロップ、ドライフルーツ、果実酒などに加工して保存する。


4~5月に花が咲き、6月初旬~下旬に熟し、旬は6月ごろである。
英語での名称は「マルベリー」。果実の収穫が目的の品種は「西洋桑」
種間交雑しやすいため、品種や変種が多くある。日本では、ヤマグワ・カラヤマグワ・ログワという種類が、蚕の飼料として古くから栽培されてきた。
西洋桑「マルベリー・ミュール」と呼ばれる種類の桑の実は、果実の収穫を目的としている品種で、見た目は木苺のような少し長めのベリーで、一般的にはこのマルベリー・ミュールの果実を桑の実と呼んでいる。
桑の実のなり初めは白く、だんだん赤くなり、熟すと黒紫色に変化する。香りがよく酸味とほのかな甘みがある。

マルベリーには赤や黒、白など様々な色の種類があるが、その中でも有名なのがホワイトマルベリーで、白い実をつけるマルベリーである。糖度が高いことで知られ、キャラメルのような味わいと食感が特徴である。
ホワイトマルベリーは、木の上で熟す過程で天日乾燥される。


トルコ共和国のナッツ&ドライフルーツ専門メーカー「ミルハンス・フード社」の製品。30グラム84円(税込)。NETで買うと30グラム400~700円(送料別)と、結構高い。
ハラール認証で非遺伝子組み換え原材料、ヴィーガン認証(菜食主義)製品。


30グラムで111キロカロリーだから、100グラムで336キロカロリーである。干しブドウのカロリーが100グラムで約300キロカロリーだから、まあよく似たものである。


1袋でこれだけ。1粒が1センチ強ぐらい。


ドライフルーツということなのであるが、食べてみると半生の感じで、ネチコチして歯にくっつく。薄甘い味で独特の香りがある。


少し焼いてみるとパリパリして美味しいが、糖の吸収を阻害するというDNJの成分は、熱に弱いのでなくなってしまう。

食べ慣れないせいか、それほどおいしいとも思えないが、薬だと思えば結構いい方の部類に入る。