ゴミの約半分はトレイなどの包装材である。
商品の見栄えを良くする「上げ底トレー」、野菜や果物を保護する「念のためトレー」、個包装の菓子をさらに包む「おもてなしトレー」などの丁寧すぎる包装、豪華に見せる「カラフル・トレイ」など色んなトレイがある。


この黒いトレイは、たこ焼きが入ってスーパーで売られていた。洗っていてここまで進化したトレイに感心するばかりである。


裏を返せば、四隅に高足がついている。このトレイを白い発泡スチロールに変えるといくらぐらい安くなるのだろう。


このシルバーの豪華トレイには牛肉が盛られていた。


裏を返すと更に足がグルッとついている。


こういうのを見ると消費者を馬鹿にしているのかと腹立たしい。それでも現実には、この方がよく売れるという。

では、環境意識が高いと言われる欧米では食品トレイはどうなっているのか調べてみた。

欧米では、使い捨てのプラスチックの使用を禁止する方向に進んでおり、殆ど食品トレイは見かけないということである。プラスチック容器包装も削減・禁止する方向にあり、トマトなどの野菜や果物も量り売りの店が多く、肉などは真空パックで売っているようである。

真空パックにすることで、消費期限が従来より4日程度長くなり、加工や流通の中間コストも削減でき、商品価格を約10%下げられるということである。

値上げする前にこの無駄な食品包装を見直すべきではないか。