韓国の映画を見ていたら、時々韓国のお寿司が出てきて美味しそうに食べている。日本のお寿司とどう違うのか食べてみたいとずっと思っていたが、住友病院の帰りに息子に頼んで韓国スーパーに寄ってもらった。


韓国のお寿司は、見た目は日本の巻き寿司に似ている。しかし、日本の巻き寿司は酢飯を使うのに対し、キンパはごま油や塩を混ぜ込んだご飯を使うのでむしろ御握りに似ているらしい。キンパは韓国語で「キンパプ・キムパプ」と呼ばれ、「キン(キム)=海苔」「パプ=ご飯」という意味があり、直訳すると「海苔ご飯」ということになる。


キンパの具材はごぼう・にんじん・卵・ほうれん草・たくあんの5種類が一般的である。その他に、魚肉ソーセージ、キムチ、もやし、牛肉、チーズが入ったキンパもある。

今回買ったのは冷凍のお寿司で、牛プルコギが入っている。牛プルコギは、牛肉を甘辛い醤油味で下味をつけ、野菜や春雨と一緒に煮込んだり炒めたりしたものである。韓国すしの中では上等な具が入っているようである。


凍ったままレンチンすればよい。日本の巻きずしの冷凍ものなんて見たことがないのでこの点も珍しかった。


封を切ってお皿に並べてみたが、なんだか貧相な気がする。牛肉なんてほとんど見当たらないではないか。食べてみると甘酸っぱい味がするのはたくあんの酢漬けであるらしい。ご飯は酢飯ではないのでなんだか気が抜けたような味である。

期待が大きかったせいか、全く美味しいとは思わなかった。


袋の写真とは全く違う代物である。


製造所は奈良県とあるので韓国で作られたわけではないらしい。要するの和製韓国すしということになるのか。韓国スーパーで売るのはやめてほしい。韓国すしのイメージを悪くする。ブツブツ・・・