オミクロン株から派生した75番目の亜種「ケンタウロス」の名前の由来
ケンタウロス とは、ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前で、馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている。
ギリシャ神話によると、ゼウスによって天上に住むことを許されていた英雄のイクシオンが彼の妃のヘラに恋慕し,人間の身で非道にも神々の女王を犯そうとすると,雲でヘラとそっくりの姿を造り,イクシオンにこの雲ネフェレNephelēを抱かせた。そして妊娠したネフェレから生まれたのが,上半身が人間で下半身が馬の好色で乱暴な怪物ケンタウロスたちであるという。
「BA.2.75」とは、オミクロン株の「BA.2」系統から変異した75番目の亜種で、別名「ケンタウロス」とも呼ばれている。
ケンタウロスは、ギリシャ神話に登場する半人半獣の種族で、過去の変異株と比べて変異した部分が大きいのでそれを象徴する意味合いや、「BA.2」系統にもかかわらず「BA.5」に似ているところもあり、“半分半分”といったニュアンスでこのような別名が着いたなどの説がある。
「BA.2.75」は先月2日、世界で初めてインドで確認され、その後、イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドから報告があった。日本でも2例見つかっている。
インドでは「BA.5」の割合が増えつつあったが、「ケンタウロス」が初めて検出された6月以降は、その割合がかなり上昇しているということである。ただ、この傾向は今のところ、インドで見られるだけである。感染力や重症化リスクについても、まだ明らかになっていない。ただ、この1か月間の広がりを見ても、感染力が強いことは間違いなく、拡大状況を見ると、『免疫逃避』は確実に起きているということである。
射手座のケイローンはケンタウロス族であるが、ケンタウロス族は半人半馬。粗野で乱暴なふるまいが多かった部族であったが、ケイローンは例外で、礼儀正しく、賢明で、音楽や医術に秀でて、狩の名人でである。
ケイローンは音楽の神アポロンと狩りの女神アルテミスから才能を授けられたと言われ、薬草を栽培して多くの病人を助けていた。その医術で救い育てた神の子が医神アスクレピオスである。また弓矢の師としてのケイローンはヘラクレスやアキレスを育てている。
この「ケンタウロス族」にはもうひとつ星座、ケンタウルス座がある。
射手座のケイローンは弓矢を持ち、サソリ座を射ようとしている姿であるが、ケンタウルス座のケンタウロスは槍を持ち、狼(おおかみ座)をついている姿であり、射手座と同じく闇を制する力があるといわれている。
メソポタミアでは、ギリシャ神話のケンタウロスの射手座は「蠍の尾」を意味するパピルサグであり、このパピルサグは蠍の尾を持つ半人半馬の怪物で、力も知性も高く、人間界と冥界を隔てる門となる山の番人でもある。
このように見ていくと、新型コロナウイルスの外側を取り囲むスパイクは蛋白は、射手座のケイローンが持つ弓矢や、ケンタウロスの槍と相通じるものを感じる。このスパイクが次から次へと変異を起こして、遂には、ケンタウロスと言われるようになったというのは一体何を暗示しているのかな。ここで打ち止めになってほしいものである。ただ、さそり座やおおかみ座がコロナワクチンであるとするなら、弓矢や槍でmRNA型のワクチンを打ち負かさないでほしい。