100均の手芸用「ハンドドリル」は使いやすい優れもの。
アクセサリーにちょっと穴を開けて固定パーツの丸環やヒートンを付ける時、電動ドリルを取り出してくるのは厄介である。
100均で見つけたおもちゃのようなハンドドリルを試してみることにした。
大と小の2種類の小さなドリルが入っている。
頭の平らな部分が自由にくるくる回るので、その部分を掌のひらに押し当てて先っぽを指先で回す仕掛けになっている。
ドリルの先端以外でケガをすることはまずなさそうである。電動ドリルではないので、保護メガネや手袋なども不必要。一体どのようにすればこのような物が必要となるのか首をかしげたくなる。
ダイソウの特注品である。すべてスチールで出来ている。
エポキシ樹脂で硬化させたアクセサリーパーツに、試しに穴を開けてみることにする。
エポキシ樹脂はアクリル樹脂より硬いので、エポキシ樹脂に穴がスムーズに開けることができればほかの樹脂類はクリアーできる。樹脂面に対し垂直にドリルを立てて指先で柄の部分を回すと、直ぐにくるくるの細かい削られた樹脂の屑が出てくる。
まずは細い方を使って穴を開けてみたが、根気よく回す必要があった。大きい方はかなり早く穴を開けることができる。
上の画像の白く見えているのが、手回しドリルで垂直に開けた穴である。ここにヒートンと一緒に樹脂を入れるとこの白っぽい断面は透明になるので気にする必要はない。
このハンドドリルは、コンパクトなのでアクセサリーグッズと一緒にしておいても邪魔にならないのと、電気がいらないこと、扱いが簡単なことなどがいい点である。その上100円と言う値段もいい。(そのうち100均もなくなるのではないかと気になる。)