ヤンニョムとは、調べてみると、韓国の合わせ調味料の総称で、料理の味付けに使うソース、タレといった意味。漢字表記で「薬念」と書く。
ということは、料理によっていろんなソースがあるので、特に決まったものではないようである。

では、業務スーパーで売られているヤンニョムチキンとはどのような調味料かというと、
「韓国料理ヤンニョムチキンが手軽に作れる、から揚げ用のソースです。
ニンニクが香る甘辛ダレがクセになる!トマトペーストにニンニクやタマネギ、唐辛子などを加え、本格的な味わいのソースに仕上げました。から揚げと混ぜ合わせるだけで、手軽に本場の味をお楽しみいただけます。
お好みで白ごまやナッツ、ネギ、ニラなどを加えるのもおすすめ。ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。」ということである。


原材料名を見ていると、トップに水あめ・砂糖とあり、次に、トマトペースト・トマトケチャップとあるので、トマト系の甘辛い調味料である。


1袋120gのカロリーは260㎉で、100g当たり217㎉である。麻婆豆腐の素「100g」のカロリーは115kcalなので、ヤンニョムチキンソースは、少しカロリーが高い。


甘辛いトマト味なので野菜炒めに使ってみることにした。


野菜とささみの炒め物の味付けに使う。食べてみると、かなり甘めである。甘いケチャップに香辛料を入れてあると思えばよい。


何かに似ていると思って考えてみると、エビチリソースの味に似ている。
【原材料名】穀物酢(国内製造)、野菜(しょうが、にんにく)、砂糖、トマトペースト、大豆油、豆板醤、りんごジュース、食塩、えび風味油、しょうゆ、でん粉、ウスターソース、発酵調味料、チキンエキス、こしょう/糊料(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸)、パプリカ色素、カラメル色素、酸味料

エビチリソースは穀物酢が入っている点が違っているが、やはり砂糖とトマトペーストが主体である。


ということは、ヤンニョムチキンソースに酢を加えるとエビチリソースになるということである。ヤンニョムチキンソースに味噌を加えるとジャージャー麺のもとになる。

先日、マーボー豆腐のもとがあると思って作っていたらなかったので、代用品としてユッケジャンの素を使ったら結構美味しく作れた。

この様に考えてくると、基本的な調味料があれば「何々の素」なんていちいち買わなくてもいいようである。ただ、色んなものをどのような割合で調合するかが問題である。調味料に時間がかかると面倒であるから、料理ごとに味付けの素を買うことになる。

経験的に、コチュジャンの素さえ買っておけば少しプラスアルファすることで何とでもなるような気がする。辛いの苦手な人はサムジャンで代用すればいいのではないかな。