36年前にダイキンにつけられた2機同時運転エアコンをやっと取り換えた。
36年前、KEISUI ART STUDIOの事務所にダイキンに業務用エアコンを2機付けてもらった時、ダイキンの手違いで2基が同時に作動するような機種を取り付けてしまった。エアコンをつけて初めて気づき、ダイキンに工事のやり直しを要求したが、入れ代わり立ち代わり色んな人がやって来てこのままでどうかご勘弁をということで、私も根負けしてそのままになってしまった。特に料金をひいてくれるわけでもなく、そのまんまで後は知らん顔であった。その後、絶対ダイキンのエアコンは付けることはなく日立ばかりを贔屓にしてきた。アトリエの他の部屋のエアコンはすべて日立である。
あの頃は私も若く、気も弱かったところもあって押し切られたが、もし今なら絶対に引き下がらないと思う。
写真を見ても分かるように、右の部屋と左の部屋のエアコンが同時に動く。私は同時に二つの部屋に存在することはないから腹が立つ。作業部屋で冷房をかけると風がビュンビュン吹いて箔を舞い上げるのであまり点けなくなってしまった。
その後アトリエを建て替えて、このダイキンのエアコンを移して取り付けた。故障すれば新しくしようと考えていたが、一向に壊れることもなくブンブン稼働して電気代を食い尽くしていた。10年前に、新調しようとしたが、電気屋さんが故障もしていないのにもったいないというのでやめたが、兎に角室内の音が大きくてテレビの音も聞こえない上に、冷房にするとガンガン冷えて冬のようになるし、他にも人間に合わせた調節ということがない自己中なエアコンであった。
そのエアコンが今年の夏の終わりごろに故障し始めて、そのたびに息子(電気おたく)が対処してきたが、秋になってから発注した方が安くなるというので涼しくなるまで待って取り換え工事をした。
応接間の左側のエアコン。
アトリエ側の右側のエアコン。こっち側が馬鹿でかい。
工事の前日、脚立が2個入るので仕事場を片付けで覆いをかける。これが大変であった。
エアコンの工事屋さんが持ってきた道具。
応接間の業務用エアコンを取り外して家庭用エアコンを取り付ける。
ところがもう一つのエアコンとつながっているのでこのパイプを取り除くことができない。
何だか不細工なことになってしまった。今度は工務店に来てもらってもう少し見場を直してもらうことにする。
アトリエ側の黄ばんだ古いエアコンは取り換えられて、真っ白なエアコンがまぶしい。このエアコンには私がくたばった後も元気に働き続けることを願うばかりである。