赤ピーマン、大好き。特にあの赤い色は食卓をパーッと華やかにしてくれる。
1日に最低1個は赤ピーマンを料理に使う。赤ピーマンがない時は赤いパプリカを使う。これらの赤色が大好きである。何と鮮やかな赤色であることか。サラダや野菜炒めにこの赤色があるのとないのとでは雲泥の違いである。ほんの少しでもこの赤色がお皿の中にあると一気に生気を帯びる。人参の赤さはオレンジ色である。金時人参は普通のニンジンよりもう少し赤いが赤ピーマンの代用にはなれない。最近の金時人参は周りだけで中はむしろ白っぽいものもある。
その上、赤ピーマンは緑のピーマンが熟したものなので、辛くも苦くもなく、むしろ柔らくて甘みがあるので、ピーマン嫌いの人にも抵抗がない。
もう一つの楽しみはピーマンの中に赤ちゃんピーマンを見つけた時。1センチ弱の可愛いピーマンが出てくると理由もなくうれしい。
裏側はこんな感じ。勿論捨てないで食す。いろんな形があって楽しい。私が発見したピーマン占いである。その形によって色んなことを占うのである。今年は寒暖の差が激しかったので柿の形が変形して果樹園農家は捨てているが、見ているとウサギに似たものが多いので来年の縁起担ぎに売れるのではないか。捨てるのは余りに可哀そうである。
キムチを買うと、味が濃いので人参の千切りときゅうりと赤ピーマンを加えることにしている。
キムチの変身である。赤のバリエーションときゅうりの緑色が映えて見た目が爽やかである。真っ赤な赤ピーマンが唐辛子のようでアクセントカラーになっている。白くて丸い豆のようなものは業務スーパーで買ったハスの実である。
この赤ピーマンの代用になるのはクコの実である。クコの実を料理酒か赤ワインに漬けておくといつでも使えるので便利である。この様にして我が家の冷蔵庫はいつもいっぱいである。いろんな食材がいつもそろってないと料理をする気になれない。料理を作ることは私にとって唯一のストレス発散なのである。ただ、失敗するとかなり落ち込む。食べるべきか捨てるべきかそれが問題だ。迷った挙句、更に手を加えて不味いものが量ばかり増えて泣きたくなることもある。
それでも美味しいものが出来上がると目の前がキラキラである。ただその時、食卓が枯葉のような色合いばかりだとこれも食欲が失せる。やはり赤ピーマンと緑が必要である。