何だか子供に戻ったような誕生日ケーキをいただいて、若返った気分。
島根県の知り合いから誕生日ケーキが送られてきた。
わが人生でこんなケーキをいただくのは初めてである。
外箱を見た時からこれは…と何やら違和感を感じた。
一緒に入っていたカードを見てやはり杞憂ではなかったと思う。
これは、冷凍発送ケーキで解凍するのに冷蔵庫で15時間かかるという事であるが、我が家の冷蔵庫はいっぱいでとても入らない。
食い意地のはった息子が言うのには、「凍ったケーキはアイスのようでおいしいから、まずそれで味見してみては」と言い張る。
中を開けてみると王冠をいただいだお姫様ケーキが入っている。
可愛いものが大好きな息子はそれを見て、目を輝かせている。
私も見ているだけで若返るような気分になる。食べるのが惜しい。
ピンクのグラデーションが美しい。
Milkymokoというメーカーらしい。確かにこのケーキをいただくと素敵な日になりそうである。
あれこれ言っている間にかなり解凍されてしまったので、思いきってナイフを入れると中央部分以外はほとんど解凍されている。今日は熱かったから、途中で解凍されてしまったのかも。
食べてみると何と美味しい事か。甘さもいい加減であっさりしている。中にフルーツが入っている。
中央部分は、明日まで冷蔵庫に入れておいて解凍することにした。
正に若返り誕生ケーキである。
ここのメーカーは他にもこんなマカロンをデコレイトしたケーキもある様である。
下の息子は老け顔で10歳離れた兄よりも年上にみられることがある。しかし、中身は可愛いもの好きでぬいぐるみなんかに目がない。着ぐるみの服を着て踊っているようなおっさんである。この可愛いケーキに飾ってあったお姫様の冠を持って行ってしまった。自分のぬいぐるみにかぶせて楽しそうである。だからと言って子供が好きなわけでもない。自分が子供ティックなのである。仕事はパソコン関連のことは何でもこなす。ギガジンを陰で支えている。ちかごろはAI関係のプログラムに熱中している。このような人間がどんな具合で可愛いお姫様ケーキに感激するのか分からない。七不思議のひとつである。