環境省によると、『「ALPS処理水」を海洋放出するにあたり、放出するトリチウムの年間の総量は、事故前の福島第一原発の放出管理値(年間22兆Bq)を下回る水準とする方針です。
トリチウムは、国内外の原発・再処理施設においても発生しており、各国の法令を遵守した上で、液体廃棄物として海洋や河川等へ、また、換気等にともない大気中へ排出されています。
「ALPS処理水」の処分時に放出するトリチウムの年間総量22兆Bq未満という量は、海外の多くの原子力発電所等からの放出量と比べても低い水準です。』といことで、中国は、自国の原発から河川へ放出されるトリチウムの排出量は、今回の日本の放出するトリチウム量を上回っている事実を無視して何を寝ぼけたことを言っているのか。その中国政府の嫌がらせの発表に踊らされた中国の国民が、塩の買い占めに走ったというニュースを聞いて呆れてしまった。

要するに、今後の海水は日本のせいでトリチウムで汚染されているから、その海水から生成される塩も汚染されているから今のうちに汚染されていない塩を買い占めておこうというのである。しかし、これは大きな勘違いである。日本から放出されるトリチウム処理水は中国の原発から放出される処理水を下回っている。それでも心配だというのなら、海水から作られる塩ではなく岩塩を買うべきではないのかと思う。

そういう私、岩塩なるものを料理に使ったことがない。NETで調べると、マイルドで美味しいと書かれている。こんな機会でもない限り価格の高い岩塩なんか買うことはないので、思い切って岩塩なるものを買ってみた。


どこの岩塩を買うべきか迷ったが、ドイツのアルペンザルツの塩を買うことにした。

アルペンザルツの故郷は、かつて「白い金」と呼ばれた岩塩の産地は、バート・ライヒェンハル(Bad Reichenhall)。地名となっているバート・ライヒェンハルの、「ハル」は古代ケルト語で「塩」を意味し、「ライヒェン」はドイツ語で「豊か」を意味する。
ドイツアルプスの麓の豊かな自然に恵まれたベルヒテスガーデン地方にある、アルペンザルツの原産地「バート・ライヒェンハル」で塩が発掘され始めたのは、石器時代と言われている。その後ローマ時代を経て、ドイツアルプスの岩塩は「白い金」と呼ばれて広く知られ、取り引きされるようになったのである。

アルペンザルツの塩は、2億5000万年前の岩塩層をアルプスの天然水で溶かし、異物を除去して再結晶させた塩である。


この様にして作られた岩塩はミネラルを多く含んでいるのでマイルドで体に優しいという事らしい。


子の岩塩は250グラム入りで400円位である。国産の市販の精製塩なら1キロで300円位である。


塩を振り出すところは小さな穴が開いている部分と一度にたくさんだ出る分とがある。


試しに、キュウリに岩塩をぱらぱらと振り掛けて食べてみた。その結果は驚くほどマイルドだったので思わず塩だけを舐めてみて又ビックリ。岩塩がこれほどおいしいとは思わなかった。市販の精製塩が三角形だとすると岩塩は円形である。それほど違っている。

今後は、食卓塩は岩塩を使うことにしようと思っている。