聞き慣れない「サルエビ」という小エビを買ってきた。
スーパーの魚売り場で聞き慣れない名前の小エビを見つけた。「さるえび」という名前で、サルというのはあの動物の猿なのかと首を傾げた。どう見ても猿には似ていない。猿が好きな小エビなのか。
さっそくNETで検索。なんとこのサルエビという名前の由来は、猿のように表面に細かい毛が生えているからだそうであるが、私の買ってきたサルエビをいくら見ても猿の毛皮のような毛は見当たらない。濡れていたら細かくて見えないのかも。
このサルエビは内湾でとれる一般的な小エビだそうで主に西日本では多く流通しているそうである。
さっと流水で洗って、頭をとる。茹でてサラダにするのもいいが、炒め物に使うことにする。
オリーブ油と塩こしょうとハーブ各種で炒める。加熱すると赤いきれいな色になる。
殻は柔らかいのでそのまま食べることができる。
エビを炒めたフライパンで、玉ねぎ、パプリカ、ピーマンを炒めてエビの周りに散らして出来上がり。
簡単な料理ではあったが、これが思いのほか美味しかった。
夕食は一日のハイライトイベントである。同じように過ぎていく毎日に色と輝きの変化を与えてくれる大切な喜びである。これをおろそかにすると生活はマンネリ化してしまう。
毎日絵を描いてああでもないこうでもないとうまくいかないと気分が落ち込んで浮上できない。そんな時でも、キッチンに立つといっぺんに頭のスイッチが切り替わるから不思議である。それで一晩寝て再び絵を描き始めると不思議に前にすすんでいく。私の制作を支えているのは食事であると言っても過言ではない。