下の息子は妙なお菓子を時々買ってくる。今回も、ドン・キホーテで買ったというマシュマロマスクなるものを自慢げに渡された。マシュマロだから軽いかと思っていたが、思いのほか重量がある。マスクの重さではない。
私が「このマシュマロマスクをかけて会社に行ったら」というと、「それは、ママが病院に行く時にかけていくために買ってきたの」という息子。こんなマスクをして総合病院に行ったら違う科に回されそう。
少しの間放っておいたけれど賞味期限に近づいてきたので思い切って食べてみることにした。
「記念にこのマスクをかけたところをスマホで撮ってあげる」といっても息子はなぜか拒否。


外袋の裏に書かれていたタグのいろいろ。「食べられるマスク・不思議な食感・もっちもち・びっくり」などという言葉に息子は興味を持ったのかな。


100gもあるマスク。大きさだけは普通のマスクサイズ。原産国は中国。

どいうつもりで作られたのか。外出できなかったころのブラックジョークなのか。


このマシュマロマスクを1枚食べるとカップラーメン1個と同じぐらいのカロリーがある。


袋を開けると立派なケースに入っている。このケースだけでも使えるかなと思ってみたりする。


裏側は真っ白。そういえばコロナ全盛期のころの中国のニュースを見ているとこのタイプのマスク(表は水色で裏は白)をかけている人が多かったことを思い出す。


ケースから出すと表面にグラニュー糖が全面についていて手に砂糖が付きまくる。とてもじゃないがこのマスクを顔につける勇気はない。

食べようと思って千切ろうとするが粘っこくて砂糖ばかりがあたりに散って千切れない。仕方ないのでナイフで切ることにしたがそれでもすっとは切れない。ナイフと手で引っ張って何とか切り分けた。食べてみると甘いの一言。マシュマロってこんなに甘くはない。成形するために中まで砂糖を練り込んだのか。兎に角甘い。2人でもこのマスク1枚全部を食べるのは無理そう。それでも甘党の息子は明日食べると言って自室に行ってしまった。後ろ姿に後悔の念がにじんでいた。