源氏パイ「深み焙煎コーヒー」に一言加えてほしかった。「ほんのり」とか「かすかに」とか。
源氏パイは1965年に発売されて以来、58年も続いたロング商品である。確か、種類はチョコの源氏パイがあるだけで他のお菓子に比べると長年の間変わるところがなかったが、ここに至ってコーヒー味の源氏パイが期間限定で出た。
中に使われているコーヒーは、インスタントコーヒーとコロンビアの深煎りコーヒー豆である。
1枚(7g)当たり36キロカロリーだから、100g当たり514キロカロリーとかなり高カロリーである。
カロリーは100gあたりに換算して高いか低いかを判断している。350㎉以下は低い、450キロカロリ前後までならやや高い目、500キロカロリー以上なら高いと判断している。源氏パイの場合、砂糖とマーガリンを使っているのでカロリーは高くなって当然である。
1袋11枚入りと、何か中途半端な枚数である。10枚にするか12枚にするかじゃなかったのかな。そのうち10枚になるような気がする。そうでなかったら12枚入りにして大幅な値上げをするかじゃないのかな。
コーヒー味だというのが気に入った。チョコ味だと甘いのが普通であるが、コーヒー味だときっとほろ苦い味を想像してしまう。
試食してみるとかすかにコーヒーらしき味がするだけ。見た目はきっちりコーヒー色である。このコーヒー色はインスタントコーヒーだけではなくカラメルソースも加わっているらしい。
期間限定でも良いと思うほどがっくり来た。アメリカンコーヒーでももう少しコーヒーの味はする。外袋に書かれてあるコロンビア深煎りコーヒー豆はあの黒いぶつぶつらしい。「深み焙煎珈琲」という言葉から想像する味と実際の味の落差が余計に大きくなりすぎるかなとも思う。「コーヒーの苦い味を期待するな」とまでは書かなくても、せめて外袋にコーヒー味の程度を書いておいてほしかった。これなら「マイルドかソフト」の表現が必要だろうと思うが、期間限定なので今更文句を言ってもどうにもならない。
クスン!