買い物に行って、スーパーの籠が手から滑り落ちた時、人差し指の爪に引っかかって爪が逆さに反り返ったようになり剝がれて3ミリぐらいだけを残して爪の半分ぐらいが剥がれてしまった。
そもそもの原因は、抗がん剤の後遺症で手のしびれが治らず物をよく落とすようになってしまったからである。

血が垂れてくるので、とっさの行動で前にあったスーパーのセロテープでぐるぐる巻きにして、何とか買い物をショッピングカートに詰め込んで家に帰った。
帰宅してから買い物をキッチンまでに運び分類して冷蔵庫に収納するまで我慢していた。
やっと椅子に座ると急に痛くなった。しかし、家には誰もいないので、聞こえよがしに「痛い、痛い」と叫んでみても馬鹿らしいのでブスッとしてお茶を入れて飲みながら考えた。
考えた結果、泣くほど痛いので痛み止めを飲むことにした。

インプラントをするときに歯科医院で処方してもらった薬がまだ残っていたのを思い出した。
ところが、どこに置いてあるのかすぐに思い出せなくて、痛い指をかばいながらあちこち探してやっと見つけた。

薬の説明書も一緒にあったのでよく読むと、一回に3錠飲むように書いてある。
とにかく、薬を飲んで痛みが和らぐのを待つしかない。
しかし、セロテープを剥がす事が一人ではできそうにないので、消毒も薬を塗ることもできない。

歯科医院でもらった薬の中には抗生物質もあったので、薬を塗る代わりにそれを飲むことにした。

この抗生物質は、「細菌を殺し、感染症を直す作用」がある。副作用も色々あるが背に腹は代えられない。
これ以上痛い事にはなりたくない。

薬を飲み終えて爪を見ると、先の方の血が固まってきている。出血は止まっているが、要はこのセロテープを痛くないように剥がす方法である。やっと考え着いたのは、一つはぬるま湯につける方法である。もう一つはハサミで少しづつ切っていく方法である。
しかし、息子が帰ってくるまでは待っていることにする。何かあっても片手では対処しかねるからである。それまでは、雨だれ技法でパソコンを打ってブログでも書いていよう。