カラスの羽で描いた「龍の爪痕」

カラスの鳴き声の真似ばかりしていたら、カラスが何を勘違いしたのかは定かではないけれど、どうもプレゼントらしくベランダに見事な大きな羽を置いて行った。初めは偶然だと思っていたが、3回も重なると必然と考えざるを得なかった。

羽ペンは羽の先の硬い先端を使うのであるが、私の場合は羽の部分を使うことにした。
上の水墨画は、竜の手や足の爪痕を描いたものである。


あれこれ言われている龍であるが、もともと架空の動物であるから、その足跡となると架空の架空で、さも見てきたかのように描くことは難しい事ではあるが、反面、自由に描くことができるという事でもある。

上の絵は、竜が滑空する時に思いきり地面をけった跡である。


これは、反対に地上に降り立つときのブレーキをかけた跡である。


これは地面すれすれに飛んだ時の後ろ脚の跡である。


この絵とアイキャッチ画像とは、竜が方向を変えて獲物を捕らえようとした時の前足の痕跡である。

たったこれだけであるが、きっと今まで誰も描かなかったテーマではないかと思う。

しかし、雪男だって、その足跡が現実に残っているからこそ、その存在が現実と空想の狭間で人の興味を掻き立てているのである。
ならば竜もその足跡ってこんなものなんだと明示しておけば、誰かが発見するやもしれないと期待するのである。