日本海の深海魚「幻の魚・げんげ」は、コラーゲンたっぷりで別名「水魚」とも呼ばれる。

近頃注目されているのが、深海魚の幻の魚「げんげ(幻魚)」で、日持ちが悪く流通しにくく雑魚扱いであったが、輸送の問題がなくなり高級魚として店頭に並ぶようになった。かなり前にこのげんげを買ったが、ウナ後の小型位で、余り美味しいとは言えなかった。しかし、今回は、切り身できっと元はかなり大きなげんげであろうと思われる。
これ位大きいにもかかわらず350円と格安であった。

ゲンゲは、水深200メートル以上の深海に棲む深海魚で、体長20センチほどで細長く、身は白く透明感があり、全身がヌルヌルとした分厚いゼラチン質で覆われ、鱗はなく骨も柔らかい。捌きやすく身は適度な脂がのっており、漁村では昔から味噌汁の具や吸い物の種として使われていた。また、干物や、天婦羅・唐揚げなども美味しいということである。


旬は、9月から翌年5月頃にかけて200メートル以下の深海で底引き網にかかって捕獲される。

一昔前ごろには、げんげは、甘えび魚の時に混獲される雑魚でしかなかった。しかし、流通が早くなり新鮮なげんげが台所に届くようになりレアーな幻の魚は「げんげ(幻魚)」として、珍重されるようになってきた。


ゼラチン質に豊富なコラーゲンが含まれている点も、ゲンゲが再評価される一因となり、急速冷凍したゲンゲから、有効成分だけを濃縮させて粉末化させ栄養補助食品が開発された。
地元では新鮮なげんげをみそ汁の具にするという事なので、我が家でもみそ汁に入れることにした。
水分が多い半透明な魚からダシが取れるとも思えなかったが、やってみるとほのかな香りの上品なダシのみそ汁となった。


味噌汁からげんげだけを取りだして食べてみたが、さっぱりした淡白なで身で骨も柔らかく鱗もないので食べやすい。
この水分の多いコラーゲンに覆われたげんげは別名「水魚」とも呼ばれていいるという。

当初は顔が不気味だとかグロテスクだとか言われて敬遠されていたというが、幻の魚と言われるようになると、キモカワという言葉もあるようにいつしかユニークな顔という事になったのだろう。よくあることである。