私たちは3次元の立体世界で3次元の体を持ち時間という4次元の流れの中に生きている。
異次元転生のアニメを見ていると、次元的には全く同じ次元の世界に転生している。しかし、転生するのだから次元ももう少し異次元世界に跳んでほしい。
5次元とか2次元の世界に跳んでみてほしい。
「ド根性がえる」のピョン吉は、事故で2次元カエルになってしまった。この展開は、今までに類を見ない転生である。ピョン吉は、3次元ガエルから2次元カエルに転生したのであるが、周りの世界は3次元である。

魔の刻の生命体は、われわれとは次元の違った空間と次元の流れの中に生きているとしたら、我々からは見えない。我々から見れば、妖怪や魔物であっても、向こうから見れば、我々が妖怪や魔物である。次元が違えば、お互いを見ることも理解することもできない。
そう考えれば、異次元に転生すれば、漫画にもアニメにも表現できないので、その辺は適当にむにゃむにゃ胡麻化して、我々にもはっきり見えるし理解も出来るようにしてある。一つ上の次元の世界なんて想像すらできない。しかし、高次元からは我々の世界はきっとかろうじて理解可能なのだと思う。
そんなことを考えながら、「魔の刻」を描いた。我々の3次元世界と背中合わせで存在しているのかもしれない。一つ上の次元に存在している世界から、我々を見れば、すべてが馬鹿々々しいほど単純なのではなかろうか。
理解に苦しむUFOの飛行も、エイリアンの存在も、きっと普通の存在なのであろう。
観察者の置かれた次元を無視してはすべてが考えられない。科学だサイエンスだと言っても、我々から見た世界のものである。この宇宙は決して3次元の世界ではない。5次元の世界を想像することはできないように、この宇宙を把握することは不可能である。数式の上でのみ、かろうじて理解できる世界などないに等しい。
まして地球上の人類の幸福を少しも実現できずに、殺しあったりいがみ合ったりしている現状は、原始時代から何も変わっていないような有様である。ほんの少し、立ち位置を変えて人類社会を見てみれば、きっと何が間違いなのかが分かる。もう何年かすれば、人類をはるかにしのいだAIが完成して、答えを出してくれるのではないか。その時こそ、我々にとって魔の刻になるのかもしれない。