ダイソウの「まとまる消しゴム・激落ちくん」の正体は塩化ビニール樹脂である。

従来の生ゴムを原料とするラバー消しゴムの場合、構成成分は天然の生ゴム+サブスティチュート+研磨材である。 サブスティチュートは、略してサブと呼ばれる加工助剤のことである。 それを生ゴムと研磨材に混ぜ合わせ、型に入れ、加熱処理をすると消しゴムの形となるのである。


現在では、消しゴムの主流は「ゴム製」ではなく、「プラスチック製」である。 プラスチック製の消しゴムの主成分は「塩化ビニール樹脂」、通称「塩ビ」と言われるものである。

塩ビと言えば、食品を覆うラップによく使われていたが、その塩化ビニリデンは燃焼するとダイオキシンを出すので使用禁止となった。ダイオキシンは猛毒であるが、塩化ビニール樹脂自体にはは発がん性はない。


塩ビ樹脂の消しゴムには、その形を整えるためと、粘着性を出すために、『可塑剤』が加えられているので、その添加物の量を加減することによってまとまる消しゴムなどが出来るのである。


従来の消しゴムだと細かいケシクズがあたりに散乱して掃除しにくかったが、この様にまとめることがしやすく、且つ、よく落ちて紙も傷めない消しゴムは理想である。


塩ビのソフトで粘着性の樹脂は、上の様に消しゴムのケシクズはまとまっているので処理しやすくなるのである。

たかが消しゴムと思っていたが、消しゴムだって時代とともに進化していることを思い知った。