葉ワサビはどれぐらい塩もみすれば香りと味がよくなるのか、執念深くやり直してみる。

前回はワサビを使って料理してみたが、期待外れであったので、わさび自体のすりおろしについて調べることにした。

ワサビに含まれている『シニグリン』という物質は、細かくすりおろして細胞が破壊されると、『ミロシナーゼ』という酵素と混ざって、シニグリンは『アリルイソチオシアネート』という物質に変わる。 これが鼻にツーンと抜ける成分で、アリルからし油(allylisothiocyanate)を中心とした揮発性成分なのである。
アリルイソチオシアネートなどの揮発性成分は、それ自身として元々わさびに存在しているのではなく、わさびの細胞中に含まれるシニグリン配糖体が、すりおろされる段階でミロシナーゼによって加水分解されることで生成するという事である。

ワサビの葉独自の効能についての研究によって、次のようなことが分かった。
・わさびの葉の抗酸化活性(わさびの葉より単離した化合物)
・抗炎症活性(わさびの葉のメタノール抽出物)
・抗肥満活性(わさびの葉の熱湯抽出物)


葉ワサビについても同じようなことが言えるらしい。

葉ワサビの苦味成分シニグリンと酵素(ミロシナーゼ)は、別々の細胞の中に入っているので、この2つの成分が細胞から出て辛味を作り出すためには、細胞を傷つける必要がある。塩でもむというのは、この細胞を傷つけるための作業なのだそうである。

塩もみが足りなかったようである。


塩でもみもみしたぐらいではまだ足りない。


千切りにするが、まだ香りも辛味も少ない。


みじん切りにするとようやくやや香りも味も分かるようになった。


千切りにした大根と人参と混ぜて和え物にする。


よく混ぜてだし醤油をかけて食べてみる。やっと独特の香りと味がするが根をすりおろしたほどではなが、なかなか美味しい。

しかし、色々調べてみると70度のお湯に通すと良いとあったので第3番目の挑戦として加熱してみることにする。

こうなれば意地である。