今七夕に使われる笹は、生命力が強く殺菌作用などもあることから、命の象徴、魔よけとして神聖なものとして神事に使われてきた。
この時期になると大きな病院の正面待合室などには大きな笹に願いを書いた短冊の笹飾りがみられるようになる。
最近通い始めた阪大病院にも大きな笹が飾られている。

豪華なくす玉や吹き流しに比べて笹の葉が枯れているのはちょっとアンバランスである。

五節句の1つに数えられる七夕は、日本古来の年中行事である「棚機(たなばた)」と、中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん)」が由来していると言われている。
棚機(たなばた)は古代日本における禊(みそぎ)の行事、つまり穢れ(けがれ)を清める行事で、日本に仏教が伝えられると、棚機はお盆を迎える準備のための行事として旧暦7月に行われるようになった。
乞巧奠(きこうでん)は、織姫にあやかり機織りや裁縫の上達を祈る中国の行事であったのが、後世、芸事や書道といった手習い事の上達を願う行事となっていった。
この棚機と乞巧奠が室町時代に融合し、七夕(しちせき)と呼ばれる宮中行事になった。
七夕(しちせき)は、織姫と彦星の逢瀬と詩歌・裁縫の上達を願って星に祈りを捧げ、五色の糸や金銀の針、山海の幸を供える行事である。室町時代になると、宮中行事である七夕、そして織姫と彦星の物語が民間に伝わると、農村で古来より広く行われていた棚機にちなみ、七夕(たなばた)と読むようになったと言われている。

高い天井近くに飾られているのっで見上げていると首が痛くなってしまった。大きなくす玉も近くでは見れないのでスマホで写真を撮ってから拡大してみている。

たなばたの五色は中国の陰陽五行説から来ているもので、青(緑)は木、赤は火、黄色は土、白は金、そして黒(紫)は水を表している。 短冊に願い事を書いて笹に吊るすと願い事がかなうといいつたえられている。
私も病気が治りますようにと、短冊に書いて吊るしたかったけれど、とても手が届きそうにないのであきらめた。代わりにこの笹の画像に手を合わせている。

今年の七夕は、日曜日であるが、これらの笹飾りは川に流すわけにもいかないので一体どのように処理するのだろうか。
短冊に書かれた願い事が叶いますようにと、神主さんが祈ってくれるのだろうか。調べてみると、お焚き上げと言って燃やして天に返すという事である。燃やすことができない場合は、小さく折って白い紙にくるんで可燃性ゴミとして処理するという事である。
天の川は黒い燃えカスで一杯なのだろうかとあらぬ心配をする私であった。