進化する「虫」たちは、人類をいつの日か凌ぐだろうか。

「単に「虫」として一般に知られる動物群は、昆虫を専門に指す名称ではなく、ダンゴムシ・クモ・ムカデ・ミミズ・カタツムリなど昆虫以外の多くの小動物をも含んだ雑多な総称である。」と書かれているが、われわれ人間は、その辺をうろつく小さな生命体を「ムシ」と呼び、ばい菌の親戚のように見なしている節がある。

しかし、我々の見えないところで、彼ら虫たちは着々と進化の道を歩んでいるかもしれない。

昆虫は多様な節足動物の中でも、特に陸上で進化した種である。

ほとんどの昆虫は陸上で生活し、水中で生活する昆虫は水棲昆虫と呼ばれ、陸上で進化した祖先から二次的に水中生活に適応したものと考えられている。

「2018年時点で知られている昆虫は約100万種で、確認されている生物種の半分以上を占める。未発見・未分類の昆虫も多い。日本産生物種数調査によれば、日本産の既知種数は30747種とされる(2003年時)」

昆虫類は人類が戦争をして互いに殺しあっているうちに、地球を乗っ取っているかもしれない。

2010年代以降、虫が感情に似た脳機能を持っている可能性があることが科学論文で報告されている。

「科学文献によると、、昆虫には認知能力や感性があるという証拠がみつかった[7]。研究によると、双翅目(ハエと蚊)とゴキブリ目(ゴキブリとシロアリ)の成虫で、痛み体験の「強い証拠」が見つかった。また、ハチ目(ハチ、スズメバチ、アリ、ノコギリ)、バッタ目(コオロギ、バッタ)、チョウ目(チョウ、ガ)の成虫では「実質的証拠」があり、甲虫目の成虫では「ある程度の証拠」があった。幼虫の段階においても、いくつかの幼虫で、痛み体験の「実質的証拠」が見つかった。」

この昆虫の脳機能も年月とともに発達し、知性の段階にまで進むかもしれない。その頃人類はAIの統制下にある可能性も無いとは言えない。

昆虫は、殆どの種が空を飛ぶことが出来る。それ故、樹上や洞窟を含めた地上、土中、水中に生息し、分布は世界中にわたり、高山から低地までどこにでもおり、特に熱帯地域での多様性が高い。

人類は、特別な改造なくしては地中や水中には住めないことを考えると、昆虫たちはすごい適応性がある。

昆虫は、大気中の酸素濃度が高かった時期には体長数十cmに達する巨大な昆虫が生息していたそうである。1メートル弱の蝶がいればかわいいでは済まない。アリンコもアリンゴと呼び名も変わるかもしれない。

「昆虫は、4億年前、動物の陸上進出が始まった頃に上陸した動物群の一つであり、陸上植物が出現して間もない4億8千万年前には原始的な六脚類が現れ、昆虫は4億4千万年前、翅で飛ぶ昆虫は約4億6百万年前、完全変態昆虫は3億5千万年前に出現した。3億6千万年前に上陸した脊椎動物の両生類よりも早い時期であった。恐竜登場前の2億-3億年前には、現在のゴキブリやトンボなどの祖先が既に登場していた。」

昆虫は、進化の上でも、生活様式、形態上も非常にバラエティに富み、様々な環境に適応し繁殖しており、その種類も非常に多いことを考えると、今後も多様な進化を繰り返すと思われる。

素人考えではあるが、アンモナイトなんか進化によってより複雑な形態へと進化していった。同じように昆虫も複雑な器官を発達させ、形態的にも機能的にも人類とは違った進化の道をたどり一大文化圏を築くのではないか。

地球上で力を持つ生き物は、繁殖力が強く環境への適応力など、他を凌ぐ生命力を持つものだと考えると、人類は昆虫に勝つことができるのだろうか。