薬が効いてくるイメージを視覚化してみた。

フラシーボ効果というのがある様に、効果があると信じればその効果が現れるかからには、そのイメージをしっかり視覚化すれば猶更いいのではないかと思い、薬がどんどん聞いてきて病に侵された細胞が生き返る画像を作ってみた。

薬がいかに効いているのか、見ることができないので、疑心暗鬼にかられ不安である。

悪性リンパ腫になった時、すでに第4期迄侵攻していて寛解するかのパーセンテージもすこぶる低かった。その時、抗がん剤が癌細胞をやっつけている絵を描いて洗面所に貼って、その都度見ては抗がん剤が効きますようにと祈っていたのを思い出す。

自身の抵抗力が抗がん剤で強くなって癌細胞を殺しますようにと色んな絵を描いた。

見たこともないものを視覚化していて、集中している間は、心から抗がん剤が効くのだと信じられた。

抗がん剤は癌細胞を殺すが、健康な細胞も殺してしまう。

体の中で抗がん剤とのせめぎあいが起こっているのだ。

そのおかげか、薬もよく利いて以下で10年弱生きている。私の場合、来年になると晴れて完治となる。細胞がよみがえったのである。

多くのがんは治療後5年間再発しなければその後の再発の可能性は低くなるため、5年という一つの基準を設けてその時点で治癒したとみなす。

いまでも、入院していた時の絵を寝室に飾っている。見えないものをイメージすることは、人類の得意技である。この点では抽象画がぴったりである。