墨と箔「今年の妖怪達、出ておいで。」

妖怪たちは、人間にはもちろんのこと鳥にも虫にもどんな動物にも似ていない。

私たち動物との唯一の共通点は、顔があって目と口がある事と、手足と胴体がある事。

手足があると言っても、かろうじてそれらしきものと言うだけである。

右側の妖怪はカエルに似ているが、似て非なるもので決してケロケロなんては鳴かない。いつも足の間に子供を抱いている子育て妖怪である。

左側の妖怪は、猫のような顔をした熊に似ている大きな妖怪で、動物いじめを許さない。

この妖怪は、説教魔と言われるほど、くどくど説教し続ける。

蝙蝠に似た形態ではあるが大きさは人間より大きいかもしれない。羽があって飛ぶことができる。迷惑行為をする者は見つけ次第誘拐して山の洞窟に閉じ込めてしまう。

右側は、浮気者をたぶらかす妖怪で、なかなか陰湿な妖怪でもある。

左側は、嘘を見抜く妖怪で人を傷つけるものに取りついて大勢の前で謝罪させる。

右側は、無駄なぜいたくを許さない妖怪で、最近は大忙しである。

左側は、暴力を許さない妖怪であるが、自分自身の暴力は構わないという身勝手な妖怪である。

今年の春から、暇を見つけては、このような妖怪を作り始めたが、止まらなくなって早くも100以上になってなってしまった。自分の不平不満を形にした妖怪である。こんな妖怪がいれば、無駄な税金を使うことなく多くの犯罪者を更生させることができる。