ストレス発散のために水墨画で描く妖怪達

今年の夏は本当に参ってしまった。遂にやる気迄失せてしまった。何とか気持ちだけでも立て直さなくてはと思って墨絵を描く。

夏目漱石は、鬱になると墨絵を描いという。何という事のない風景画であるが、本人にとってはかなりの特効薬であったらしい。

箔ばかりを使っていると体力がなくなると、気分的に疲れてくる。その点、墨の世界は疲れをいやしてくれる。白と黒の世界は気持ちが楽である。

怒りにも似たこの気持ち。思うように体が動かない。

画用紙に薄墨で、適当に描いて、その中から濃くする部分にこう墨をたらしてにじむに任せて後は乾かすだけである。困ったなあという顔が気に入った。今の私の気持ち。

これだけは横向きなので、本人以外、一体どう見れば妖怪に見えるのかは、分かりにくいが、本人にさえ解ればいいので気にしない。いくら医者に通っても原因が分からない。医者をけってやりたい。

一番最後に描いたこの子が、一番のお気に入り。妖怪というよりは天使に近いかな。

あきらめに似た今の気持ちがよく表われている。肩の力を抜いてぼーっとしていたい。全速力で駆け抜けた我が人生。この辺でひと休み。