40代後半から狭心症になってニトロを手放すことができない。それで各部屋にニトロを置いている。

近頃は、夜によく起るのでベッドの横のサイドテーブルにはこのケースの中にニトロを入れて置いている。

ニトロは舌下錠であるので舌の下で溶かして使う。ところが、指先が抗がん剤の後遺症でしびれてうまく動かない。特に夜中にはうまく思うようには急に動かすことができない。

手でうまくアルミを千切れないので、探しまくってハサミで切ったがアルミの蒸着フィルム同士がぴったりくっついて中の錠剤を取り出せない。その間も胸の痛みはどんどん強くなってきて心臓をわしづかみにされたような強烈な痛みになって声も出ない。もう一度錠剤の際をハサミで切って何とか口に入れたが、急に唾液がどっと出てきてニトロは溶けたが、薄い液の中に溶けたような状態になってなかなか効いてこない。余りの痛さにこれで死ぬのかと思ったが、もう一錠飲むことにしたが、これも又、うまく包装からニトロ錠が取り出せない。又もハサミで取り出したが割れて半分は床に転がっていった。ベッドから何とか出た時には、救急車を呼ぼうかとも思ったが、このバカのような状態を説明するのかと思うと、恥ずかしくてやめた。残りのニトロ拾って口に放り込み這うようにしてキッチンへ行って熱いお湯を飲んだ。兎に角、お湯を飲むと良くなるのでそれに期待したが、何とかおさまってきたのでほっとした。そして、今、思い出してプンプン丸で怒っているのである。

ニトロは使用期限があるので明記されているが、もともと揮発性の高い薬なので、包装から出しておくのはよくない。使用する寸前に包装から取り出すのである。
しかし、いろんな事情があるので、もう少し取り出しやすくしてほしい。それがかなわないのだったら、何かよい取り出し用のグッズを付けてほしい。全く死ぬかと思うほど痛かった。殺人包装である。
待っていられない。何とかうまく取り出せる方法を考えなくては!