「私は真っ赤な毒林檎、お国は遠い・・・」

毎朝、リンゴにヨーグルトをかけて食べるのを習慣にしている。何十年もこうしていると大概のリンゴは食べたとおもう。しかし、見かけと味がこんなにも違う林檎は初めてである。

輸入リンゴと書かれてあって4個入りの真っ赤なリンゴである。少し小ぶりではあるがその真っ赤な色に引き付けられてきっと美味しいに違いないと信じこんでしまったのである。

家に帰ってどこの国のリンゴかなと貼ってあるシールを見てみたら、ニュージーランドと書かれている。名前は「ピンクレディ」である。

日本ピンクレディー協会によると、「ピンクレディーは西オーストラリア州のマンジマップという町の州立の試験場で「レディーウイリアンムス」と「ゴールデンデリシャス」というりんごを交配して生まれた新しいりんごです。品種名は「クリプスピンク」といい、「ピンクレディー」は商標名です。1984年以降Pink LadyTMとして現在オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、イタリア、フランス、チリ,南アフリカなど世界各国で栽培されています。」ということである。

確か去年もニュージーランドのリンゴを食べた記憶があるが、それほどおいしくはなかったのを思い出して、悪ーい予感がしたが剥いて食べてみると、美味しくないどころかこれは林檎かと疑うような味で食感もゴリゴリである。大根の方が余程美味しい。全く甘みもすっぱさもないリンゴである。その上やたらと固くてみずみずしさもない。こんなリンゴを美味しいと信じて食べると白雪姫ではないけれど気を失いかねない。

それでも捨てることはできないので3個は無理して食べた。何故、リンゴにこれほど執着するのか自分でもよく分からない。

只、果物としてではなく、大根の代わりに刻んで酢の物にしたりサラダとして食べた。

やっぱりリンゴは日本産である。たまに中がだめになったリンゴもあるが、3個すべてゴリゴリという事はない。「ピンクレディ」はまだ残っていたが、気分一新するためにリンゴを買い直した。

今度は「きおう」という黄色いリンゴを買った。これは甘酸っぱくて美味しかった。

「きおう」は、「黄色い王様」をイメージした岩手県のオリジナル品種で、早生種なので、食べごろは8月下旬から9月下旬ごろまである。酸味が弱めで、甘さが強い。

9月から12月までいろんなリンゴが出てくる。楽しみである。