寒くなってから、きゅうりが急に高くなってしまった。ところが、店頭に目を引く安いきゅうりを発見。大きなきゅうり5本で183円。


茨城県産のスーヨーきゅうり。「スーヨーきゅうり」なんて名前は初めて聞く。調べてみると「スー」は「4」の意味で「ヨー」は「葉」なので、「スーヨー」とは「四葉」のこと。「スーヨーきゅうり」とは、キュウリの品種名で、本葉が四枚付いた頃から実がなるのでこの名がある。


きゅうりの品種は500ぐらいもあり非常に多いが、この「スーヨーきゅうりは」昭和43年から温室きゅうりとして生産されてきたが現在ではあまり栽培されていない。その理由は、尖った多くのイボがあるのでキュウリの実が傷ついて傷みやすく日持ちも悪いためである。

しかし、このスーヨーきゅうりは春から秋まで収穫でき温室栽培もしやすく病気にもなりにくいこともあって育てやすいという特徴もある。


普通のキュウリは「白イボ系キュウリ」で、現在国内流通の9割以上を占めている。イボが多いスーヨーきゅうりは、皮も薄く実が緻密でパリパリしていて漬物に適している。長く漬けてもパリパリの食感は失われないし、沢山のイボがあるので塩の通りが良く早く漬かるのである。「きゅうりのキューちゃん」に使われているのはこの「スーヨーきゅうり」である。


今回はこのスーヨーきゅうりを使って即席の漬物を作ることにした。


塩をしていたずりをする。


厚めの輪切りにする。


余った餃子のタレを用意する。


紫玉ねぎの千切りと黒ごまを加える。


そこに餃子のタレを入れてあえる。残った餃子のタレと安いスーヨーきゅうりで安い安い漬物ができた。


時間が立ってもパリパリなので作り置きが出来る。

このスーヨーきゅうり、安くて美味しいのでもっと流通してほしい。