カルロス・ゴーン氏が逮捕されて早くも11日もたったニャン。
吾輩はニャンコなので日産のお家事情はよく知らなかったニャンが、今回の逮捕劇で連日報道されるのでにゃん、ウトウト居眠りしながらアチコチのTV番組を見たり、家主一家のお話を聞いたりしているうちにだいたいのことは吾輩にも分かってきたニャン。


日本猫の我輩としてみれば、誰かが逮捕されたというニュースをTVで見てもそんなものかニャンと思っていたニャン。しかし、今回のゴーン氏逮捕で世界のメディアがこのニュースを取り上げたニャン。そこで一番の注目点が日本の司法制度というから吾輩はどうしてニャンと驚いたニャン。

日本では、逮捕されると家族に面会できないことが多くてニャー、例え面会できたとしても15分程度、それも日本語でないといけニャいとは知らなかったニャンニャン。もちろん、ゴーンさんの家族は日本語なんか話せないから面会は駄目ニャン。

それでも、さすが大物ゴーン氏だけあって「ウィーン条約に基づく外交官に対する特例」とか言うもので、フランス大使やレバノン大使なんかが面会に行ったわけであるニャン。しかし、もしこれが一般の外国人だったらアウトニャーン。

これはいくらなんでも酷いニャン?


日本の司法制度では逮捕されてからの取り調べにおいて弁護士が同席できないニャン。この事だけは吾輩も常々不満に思っていたニャン。その上、日本では、容疑を否認すればするほど勾留期間が延長されるということニャン。要するに、日本の司法制度は自白に頼ってきたというわけニャン。自白するまでお家に帰れないニャン。

これって、日本は国連からも何度も注意されてきたんだってさ。それでも、日本政府は取り調べのじゃまになるからと言って無視ニャン。今までは上の方でゴニョゴニョ言い合いしてたわけだけど、今回は海外の一般庶民まで知るところとなって日本の酷い司法制度がバレてしまったんよ。ニャーンとも言えないニャーン。


ルノー本社のあるフランスではどうかというと、容疑者が逮捕されて捜査当局から事情聴取される時は弁護士が同席できるニャン。これは、フランスが特別なわけではなくって先進国では当たり前のこニャン。

韓国は弁護士同席OKであるが、北朝鮮ではNOである。日本もNOであるニャン。


今回のゴーン氏の場合は検察が逮捕したので容疑者を拘束できるのは48時間であったニャンが、此の間に裁判所に勾留を請求して認められ更に10日間勾留される事となったニャン。さらに最長10日間の延長が可能で20間の勾留となったニャン。もし、起訴されると起訴後も勾留が2ヶ月間認められるニャン。然るに、フランスでは拘束期間もテロ容疑をのぞき最長4日間(96時間)と定められているニャン。


ここで、いろいろ調べてみたニャン。
裁判所が検察の勾留請求を駄目だというのは5%ぐらいで、起訴されると判決までに保釈を認めるのは32.5%だということニャン。


ゴーンさんは20日間経って起訴されたらどうなるのかと調べたニャン。
起訴されて裁判となって罪を犯したと判断されたら有罪となり、また、無実だと判断されたら無罪となって釈放されるニャン。ところで、有罪になる確率はというと99%だというから、一度起訴されると無罪になることはないと言ってもいいかニャン。
ゴーンさんは起訴されたらもうアウトニャン?


今現在、ゴーン氏は容疑をことごとく否認しているわけだから、拘束が長引くことになるニャン。
今回のゴーン氏逮捕を自分のことに置き換えてみたら、こりゃ大変ニャン。


とにかく我輩、逮捕されないように何もしないで毎日寝て暮らすことに決めたニャーン。