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日本の草履や下駄は、基本的に親指と第二指で引っかける構造になっている。脱ぎ履きは楽であるが、走ったり古くなってくると脱げてしまう欠点がある。

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一方、砂漠の多い中東のサンダルは、足に留める部分が4カ所もある。かかとの部分も留めるので、脱げることもない。形は靴と同じなので足にフィットするはず。機能的である。このサンダル、日本では売っていないのかな。しかしよく考えてみると、日本のわらじは、旅などの長距離用に出来ており、親指と第二指で鼻緒をはさみ、更に、かかとと足首に固定して結び留める方式になっている。尚、中東では、かかとを引っかける様式のサンダルであれば、高級ホテルでもOKだそうだ。と言うことは、日本のわらじは、中東の高級ホテルで通用するって事かな。わらじに合うファッションが思いつかないが、地下足袋でシャンゼリゼを闊歩するパリジェンヌを一昔前に想像することは出来なかった。そのうち、ウルトラ・クールビズ「わらじでご出勤」スタイルも有りの時代がやってくるかも。