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今日、選挙へ行ってきた。衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民投票である。開票と同時に当選確実がぞろぞろ現れて自民党の一人勝ちの様相を呈している。
選挙前から予測出来たこととはいえ、なんのための総選挙かよくわからない。小渕優子さんと松島みどりさんのみそぎ選挙だったのかと勘違いしそうである。

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衆議院議員の投票は決めていったが、最高裁判所裁判官の国民審査についてはちらっと見ただけなので名前を覚えていなかった。せめて、投票所の入口付近にどんな判決を出したかの一覧表を張り出して欲しかった。国民投票だけに関しては棄権しようかとも思ったが、思い切って全部☓印にした。一人以外バツ印をつけるつもりだったので、こんなものかと自分で納得させる。なにしろ、国民投票が始まって以来罷免された最高裁判所裁判官は誰も居ないのである。☓印以外はすべて信任したということになる。何も書かなかったら棄権ではなく信任である。棄権するには投票を拒否するより他にない。この時に色々トラブルらしい。時には地区のブラックリストに入る可能性も無きにしもあらずといったところである。

テレビや新聞の報道も、衆議院議員総選挙のことばかりで、国民投票についてはスルーしている。しかし国民投票は一人の裁判官に対し、10年に一度である。殆どの裁判官が一回国民審査をパスすればあとは安泰である。罷免されることはなくても不信任投票は気になるはずである。ところが、殆どの人が国民投票について選挙の付録ぐらいにしか考えていない。テレビが選挙速報するなら、国民投票の速報もやればいいのにと思う。そうすれば、もう少し意識が変わるはず。最高裁判所の裁判官になるには一体どれほどの人間関係を乗り越えてきたことか。門外漢の私なんかには知る由もないことである。唯一知ることができるのは判決だけである。・・・ちゃんと新聞に載っている国民投票の判決をを読めばよかった。後悔先に立たず。