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500pxに投稿してみた経験から言うと、近代西洋絵画の根底には、透視図法や遠近法を無視しては相手にされないという暗黙の了解がある。何しろあの凹凸のある顔面を持つ白人には、何と言おうが奥行きこそがすべてである。一度仮面を被って試してみたが、いつもあんな穴の底から世界を見ていれば、2次元の絵画は透視図法と遠近法に行き着くのも当たり前である。絵画の延長線上にある写真もまた然りである。

上の画像のような遠近感では、まだまだである。平面顔の人類には十分な遠近感ではあるが。

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せめてこれぐらいの奥行きとメリハリの効いた遠近感が西洋人には必要であるということが、最近解りかけきた。

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それも、どちらかと言うと、このように地平線を思わせる遠近感が、西洋人には好まれる。この好みは、あの凹凸の激しい顔の構造に由来すると確信している。私なんか、こういう写真を見ていると不安すら覚える。因みに、私の顔は平面もいいところである。右から左まで目玉を動かしても180度遮るものは何もない。