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雪の結晶の形は、千差万別で見ていて飽きない。窓に積もる雪をテーマに制作させる。
これだけでも良いが、もう少し変化をつけてみる。

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ブルーのシートやホログラムのシートで創った色んな雪を、更に加えてみる。自然に雪の形を置くというのは非常に難しい。同じ形、同じ傾き、同じ間隔を避けて、且つ変化を付けなければならない。ややもすると、単調なちらし寿司のようになってしまう。左右上下を反転させて遠くから見てみるのもひとつの方法である。一晩置いてみると、必至になっている時には見えなかった不自然さに気がつくこともある。いい出来の作品は10年たってもはっとするものがある。パネルに張って額に入れると周りが切れるのでそれも計算に入れておくこと。

指導する場合どこまで手を入れていいものか迷うが、私の性格では、口だけでは収まらず、ついつい手が出てしまう。一人ひとりが違った作品を作っているので、目の回るような忙しさである。あれこれゆっくり考えている暇がない。それでも楽しいと思えるうちは続けたいと思う。一番楽しいのは、制作後のお茶のひとときである。