「天皇家の財布」を読んで

天皇陛下は私有財産が認められていないと何かの本で読んだことがあった。ということは財布がないのかなと。学生時代はどうしていたのか。
そこでネットで探したのがこの本「天皇家の財布」。アマゾンで買ったが、最後の一冊だった。

とにかく面白い。自分の勝手な思い込みに、びっくり。天皇家の皆様は、全員お財布を持っておられた。私有不動産は持ってはおられないということ。
銀行口座も通帳も持っておられる。

経済的な不安はないものの、全てが自分の自由意志ではないところで決定されている生活というものを想像できない。

詳しい内容が書かれてあるサイトがあるのでここでは省略するが、一晩で一気に読んでしまった。目からうろこの一冊。

余談ではあるが、天皇陛下が３種の神器を携えて伊勢神宮は行幸されたのをテレビで拝見したのをきっかけに、天皇家に初めて興味をもつようになって、天皇家に関する色んな本を読むようになった。歴代の天皇陛下は、伊勢神宮ご参拝をされておられたと思い込んでいたが、持統天皇（７世紀後半）以来、次は明治天皇であったという事実にも愕然とした。知らないことは山ほどあるが、日本の天皇は、世界のラストエンペラーである。世界遺産にしてほしいような気がしてきた。