特別なスキージーを使わなくても物差しでも下敷きでもケーキのヘラでも、フラットで硬い板を使えば簡単に描ける抽象画である。
ただ、下地に一工夫。日曜大工のお店でシーラー(防水塗料)をケント紙に塗って乾かしておくこと。後は絵の具はアクリル塗料で良い。わざわざ高いアクリル絵の具を買う必要はない。


後は慣れること。絵の具とヘラに。


下地の紙を変えたり、絵の具の濃さを変えるといろんな変化が出せる。


ツルツルの箔地にも描くことができる。下地が透けて複雑で美しい効果が得られる。

実際に絵の具を触らないでタブレットで絵を書き始めると単調になって必ず壁に突き当たる。私が指導したイラストレーターのタマゴは小学校以来絵筆を持ったことがないと後で知ってびっくりした。すべてが薄っぺらで深みに欠けるのは、実際の体験不足からではなかったかと今になって思い出される。

保存