地震で壊れたものが部屋のあちこちに置いてあるのでなかなか片付けられない。その上雨漏れまで見つかってかなりショック。これぐらいの地震でも大変なのだから、地震と津波と原発事故が重なれば一体どれほどの悲惨な状況だったのかと考え込んでしまう。

地震から2週間も毎日片付け作業していると半病人の私は手や足腰が痛くて動かなくなる。息子は腰痛で腰ベルトを締めて唸っている。毎日急に暑くなったのも体にこたえる。もう家族だけで作業するのは限界であった。先週末、とうとうボランティアセンターに電話して重くて動かせない物の撤去作業をお願いした。


7月3日の朝、突如車2台に乗りつけ6人がかりであっという間に撤去してもらえた。生活空間が2階なので階段を降ろさなければならない。2つに分かれていたが仏壇というものは重たい。それを二人で階段を降ろして運び出してくれた。


その他にも大型のテーブル。180センチの長さがあるテーブルであるが足がもがれてしまった。少しネジが緩んでいたのが原因だと思うが、こんなものが壊れるとは思わなかった。


取っ手が歪んで使い物にならなくなった金庫。ユニットの本棚が3連。


本棚の下敷きになって壊れてしまったコピー機。運び出す時、トナーが漏れてちょっと大変だった。


重たいものばかりで本当に申し訳ないやら有難いやら感謝の気持ちでいっぱい。お茶も飲まないで去って行ってしまった。昔、水害の時は自衛隊の方達がやってきて町の後片付けをして頂いだいた時もありがたかったが、当時はボランティアなんて言う言葉もなかった時代である。
しかし、時代の流れとネットの普及で日本にもボランティア精神が根付こうとしているのだとしみじみ感じた。息子もお返しにいつの日かボランティアに行ってほしいものである。