ラクトアイス・BLUE SEAL(ブルーシール)の「うべ」とは何か。
お中元に沖縄のラクトアイス・ブルーシール18種類を頂いた。
この中で見当もつかない名前「ウベ」があった。
アイスのフタを開くと、きれいな紫色である。紫芋かグレープナノではないかと思ったけれど、一応「ウベ」というものを調べてみることにした。アイスの蓋には、「ウベ」(だいじょ)と書かれている。
アケビ科ムベ属ムベ(トキワアケビ,ウベ)学名:Stauntonia hexaphylla
ウベは紫芋ではなく、アケビでもなく、現在ではあまり流通していない果実であるが、沖縄では紫色の菓子類によく利用されている。
「「ウベ」は、ムベ、トキワアケビ、グビ、フユビ、イノチナガ、コッコなどと呼ばれるアケビ科ムベ属であり、落葉樹のアケビとはちがって常緑樹である。食用部分はアケビに似て種の周りの甘い液果を食べる。本州関東南部以西から沖縄までに広く分布する。」
「小葉が3枚から5枚,後に7枚になることから七五三の縁起木とされる。古代には長寿の果実として朝廷に献上される習慣があったようだ。」
今まで知らなかったが「チンスコウ」という沖縄の紫色のお菓子には「うべ」が使われているようだ。
ラクトアイスは、乳固形分が3%以上のややあっさりしたアイスということであるが、食べてみるとなかなか濃厚で美味しい。癖のない甘さで食べやすい。
珍しいものは息子と分け合って食べてみたが、18種類の中でもこのピスタチオは格別美味しかった。
関西ではあまり見かけないブルーシールのラクトアイスではあるが、食べている時は濃厚でありながら後味がさっぱりしていてかなり気に入った。