ある日、会社の倉庫を解体屋が取り壊していて驚愕。目が点、脳が停止!「おまわりサーン」
先日、会社のあまり使っていない倉庫を見に行ったら、ナナンと解体屋が寄ってたかってショベルカーなどを使って取り壊している最中であった。
目が点になるとはこの事。眼の前の事実が認識できないのである。ボーとしながら、解体しているところに近づいていって「なんで解体しているのですか。」と恐恐きいてみる。ショベルカーを操縦しているお兄ちゃんが降りてきて「うちの社長に今日はここを解体しろと言われているんだ。お宅だれ?」と聞き返され、「この家の所有者で、解体なんか頼んでいない。何かの間違いではないか。」と言うと、そのお兄ちゃんは携帯を出して会社の社長に電話をかけて確かめたが、社長が発注された不動産屋に電話すると「そのまま続行しろ」という答えだったので解体工事をやめようとはしなかった。不動産屋って何処の誰?
家は木造だったせいもあるが半分ぐらい壊されてしまっている。お兄ちゃんたちはやめようとはしないし、「危ないから、そこをどけ。」とどなる。
どうすれば・・・?助けてー・・の後に頭にひらめいたのが「おまわりサーン」という言葉であった。一緒にいた息子は近くの交番に走って行った。よく考えれば電話するだけでよかったのに何しろ私も息子も慌てふためいていたのである。
あとに残った私は、どうすれば?・・・家はどんどん潰されていく・・・。何かしないとと焦る。とにかく大声で「今、警察に連絡しました。もうすぐおまわりさんが来ます。この家の所有者は家の解体を中止するように今宣言します。」と言ったら、解体屋さんたちはびっくりしてまた会社に電話したのである。今度は作業を中止して「もうすぐ、うちの社長と不動産屋がここに来るのでその二人と話し合ってほしい。」と言われた。
そうこうするうちに、地主だ(あとで分かる)という年配の女性がやってきて「あんたらは何が目的なん?」と聞いてきた。それはこちらのセリフだと思いながら「ここの地主さんは年配のおばあさんのはず。あなたは誰?」ときくと「あんたこそ誰よ」とききかえし、「ここはウチラのものよ。」と言い張る。押し問答しているうちに女性のおまわりさんがやってきて事情を聞いて、「後日警察に被害届を出すように。」と言っているところに不動産屋も解体屋の社長も来ていて、後日詳しい話をするからと名刺を渡して帰っていった。
不動産屋さんは動じる風もなくシラっとしていた。「連絡がとれなかったもんで。」を繰り返す。地主関係者のおばさんは「地代も貰っていなし」を繰り返し続ける。おばさんは近所のインターフォンを押して、まるで私達が悪者かのようにしゃべくり回る。息子はついに頭にきて怒り出すのを警官が仲裁に入ってその場は収まる。
息子は会社がいつもお世話になっている弁護士に電話して何やら話していた。もう何がなんだか、脳が停止しそう。
詳しいことは明日に続く。