初心者でも失敗なく「透かしほおずき」をつくる方法。
透かしほおずきを買おうとしたらあまりに高かったので自分で作ることにしてNETでいろいろ調べあれこれやってみた結果、時間はかかるが失敗のない方法が確定した。
まずは失敗しやすい方法から。重曹でほおずきを炊くやり方である。
水1000CCに対し5%ぐらいの重曹液を作る。
重曹を水に入れてよく撹拌して溶かす。
その重曹水にほおずきを入れて炊く。泡がいっぱい出てきて溢れそうになる。この時あまりに強い火で熱を加えるのは良くない。
革が柔らかくなったら水に入れてブラシで葉脈だけにする。
この方法は時間的には早くできるがほおずきの実も柔らかくなって日持ちがしない。もしくは、実も煮崩れてしまうこともある。ひどいときは葉脈まで切れてしまう。この方法は慣れた人か、運の良い人しか成功しにくい。
時間はかかるが失敗のない方法はひたすら水につけておくこと。
NET中を駆け巡って調べた結果、紫外線に当てておくと時間を短縮できることを知って実行してみた所、確かにに速く葉肉がふやける事が判明。
お盆の頃になるとあちこちでほおずきが店頭に並ぶ。できるだけ大きくて形が良く、全体の色が赤くて均一なものを選ぶ。
太陽のでているときは外に出して1日1回は水を変える。そのままにしていると夏場は水が腐って異臭を放つようになってくる。臭くても面倒なことは嫌いな人は水も変えずそのまま1週間ぐらい放置しておくと良い。
水を変えるときに爪先で突くと葉肉が取れるようなら、無理をしない程度にブラシでそっとこすって葉肉をとり除く。
硬い歯ブラシか、古くなって硬くなった筆を使って葉肉を丁寧にとっていく。
葉肉をとった後でもホオズキの実がしっかりしているように。
このままで乾かしてもいいが、葉脈がもっと白く赤い実との対比がはっきりしている方が良いという人は漂白剤で色抜きをすると良い。
漂白剤も色々あるが、過酸化水素系のものは漂白力がかなり弱いので、次亜塩素酸ナトリウム系の漂白剤のほうがスッキリと白くなる。
漂白剤の量はボトルに書かれてあるのでそれに従うとよい。あまりに長く放置していると実が劣化する。見張っているとすぐに葉脈がに白くなるので引き上げて水洗いをする。
白く漂白されたホオズキは水洗いをして枝の方を洗濯バサミで挟んで吊るしておくとすぐに乾く。
出来上がりは美しいので記念撮影をしておいて絵葉書にするのも良い。
この透かしホオズキの実は時間とともに黒ずんできて腐ってしまうので変色し始めたら実は取り除いてから保存するように。
実を取り除いた後は中にティッシュペーパーを入れて形を整えてから保存する。
赤と白の透かしホオズキをつくっておくのもいい。赤い実は粘土かスーパーボールでも代用できるので、お盆の飾りには最適である。